薬の使用順序は、投薬の時に重要なポイントの1つです。
①坐薬 ②目薬 ③塗り薬 ④吸入薬
この4つさえを頭に叩き込んでおけば何とかなります。
どの項目にも共通しますが、まずは、医師から使用順序について指示が出ているか確認してください。使用順序の指示が出ていればそれに従ってもらいます。これが第一優先です。 その上で特に指示が出ていない場合、薬学的な考察を踏まえ順番を決定することとなります。
今回は『坐薬編』です。
覚える事はただ1つ。水溶性基剤→油性基剤の順です。
坐薬同士の間隔は30分あけます。同じ基剤どうしならば、緊急性が高い坐薬を先に使用します。
よくある例①
熱も高くて、嘔吐もある場合:ドンペリドン坐剤→アセトアミノフェン坐剤(30分あける)
よくある例②
熱が高くて、熱性けいれんを起こしそう:ジアゼパム坐剤→アセトアミノフェン坐剤
※ただし、熱性けいれん時に解熱剤が不要という考えもあるためアセトアミノフェン坐剤は使わない事もあり。
注意点:嚥下剤系の坐薬は1番最後です。
もう少し詳しく→坐薬の併用‐北海道薬剤師会