こんにちは(^^)/ 最近調子はどうですか?
実は、最近熱が続いていて・・・
抗生剤もらったり、熱さましもらって飲んではいるんですけど・・・
ある日の患者さんとの会話のワンシーンです。
熱ってありふれた症状ですが、やっぱり熱が続くと、どこか悪いんじゃないかって心配になりますよね。いったい熱の原因ってなんでしょう??
医師ならどんな病気がかくれているのか?って考えますが、薬剤師はもしかしたら薬のせいかも!?って考えます。そうなんです。薬でも熱が上がる事があるんです!! 薬剤熱といいます。その代表格が抗生剤です。
例えば腎盂腎炎と診断されて抗生剤を投与。いったん解熱するも、その後再度発熱。この発熱が原因が投与された抗生剤だった!!なんて事がある訳です。熱を下げるはずの抗生剤で熱が上がるという不思議。こういった驚くべきことが実はあるんです(>_<)
薬剤熱の特徴と起こしやすい薬剤をまとめてみました。
症状 | 悪心、筋肉痛、頭痛 |
特徴 | 投与開始後1~2週間で発現 発熱の程度は38~40℃ぐらい 発熱の程度に比べ、全身状態は良好 比較的、徐脈 白血球の上昇、好酸球の上昇がみられる事が多い 原因薬剤中止により約48~72時間で解熱 |
注意すべき 薬剤 | 利尿剤(サイアザイド、ループ) ペニシリン系抗菌薬 セフェム系抗菌薬 抗けいれん薬(カルバマゼピン、フェニトイン) アロプリノール |
発熱の患者さんに出会ったら、薬剤熱を頭の片隅に入れておいてください。
キーワード:薬剤熱